おれはスイムが苦手である。不格好には泳げるがランやバイクのほうが性に合っている。
小さい頃から親の教育の一環でスイミングスクールに通っていたのだが、昔から苦手意識が強い。
小学生の3年生くらいの頃だろうか。
地元のスイミングスクールに通っていたが、自分自身には上手くなろうする気はなかった。
やらされていたから。だから、上手くなるはずなどない。
ただ、親の手前、スクールには通い、スクールのコーチの言うことはそれなりにこなしていた。
『25メートルを泳いだら辞める。』と母親に言い放ち、最後無理やり酸素を欲する体に鞭打って途中から無呼吸で25メートルを泳ぎ切り、辞めた。
自発的に動くというのは本当に大事なことなのだろう。
本人が何かをきっかけにその分野で『他人よりも秀でたい』、自分自身に『何かを課してやり遂げたい』、『目標達成に向けて』というのがあれば取り組み方も姿勢も大きく変わるのだろうが。
ただ、スポーツにおいても勉強、仕事においてもやらされる事はそこまで乗り気にならないことが多いようだ。
モチベーションというのは人によって異なり、この人に頼まれたことであれば何とかしてあげたい。周りにいい目で見られたいからやろう。という気持ちを持つ人もいると思う。
でもこれは決して自発的なものではなくて、仕事上の組織や人間関係の中で動いている一つの駒だから成り立つ。
この辺は完全に持論で賛否あるとは思うが、こういう周りの目があって動く人。頼まれた事ならこなせる人。というのは世に多数いて、色々な面で様々な方の助けになる一方で、自発的に動くことには苦手な人が多いのではないかと推察する。
これは自分がそうだから。
おれは日本で旅行会社に勤め、上司に言われることをせっせとやってきた。
働くとはそういうことだと思っていたし、自分の小さな意見という名の愚痴もありつつも会社の方針というものに従順に従い、任務を遂行する。
言われたことをやっていれば認められていたのが、どこかのタイミングで変わってくる。
いずれ慣れが来て、このような姿勢がずっと続くといずれ、つらくなる時がくる。
おれはこれが『モチベーションが切れた状態』だと思っている。
その度に周りの先輩に愚痴を言っては助けられ、同僚に同じ悩みを共有し、傷をなめ合って奮起する。
また会社もそのモチベーション切れを事前に察知し、部署や地域の循環の為にも配置転換なる移動を行う。(会社にもよると思うが。)
会社という存在は不思議なもので、その規模の大小の違いこそあれど、それぞれの分野に長けた人間がいる、もしくは出てくるものだ。
この人間はこの部署に。この人間はここの長に。といった人の特性を生かした配置を行うのだろう。
一つのことをずっとやっていると平凡から一歩抜きんでるときが出てくる。
おれはこれが転勤のタイミングであったり、出世のタイミングであると思っている。
その出世は小さいものもあれば、そんな立派な椅子には座れません。というような地位が用意されるなど様々だろう。
またその逆で降格や、クビというものもある。
おれは言われたことをやることと、上司のご機嫌取りが得意な人間だったようで、唯一サラリーマンとして勤めた会社ではオーストラリアへの出向や、ちょっとした管理職のようなものも経験した。
班長という何やら林間学校を思わせるような数人のまとめ役のようなものから、一つの支店を任せて頂くような立場など。
そこまでの重役ではないものの、やりがいも多く感じた。
当時はそこから世界を飛び交う何人もの役職者のさらに上の人間になりたい。とも思っていた。
この出世欲や、人に認められたい、ステータスを持ちたいという気持ちは本当に大事。
何より活力になる。
自らがこうなりたい。と思う気持ちが成長につながるのだと思う。
でも今の自分は違うと感じる。
その会社を辞し、今は個人で会社を立ち上げ旅行会社を経営している。
誰も指示してくれる人はいない。
全てが自分自身の動きで変わる。
やらなくてもいいことはやらない。という選択ではなく、やりたくないからやらない。という選択が増えてくるとどうなるか。
今まではやりたくない仕事も上司に言われたからやっていた。やらされ仕事だ。
だが今はどうだ? 仕事を選んでいないか? 建前だけで動いていないか?
おれはそんな気持ちに弱い人間。
仕事もマラソンも、トライアスロンもちゃんと自分をコントロールしないといけない。
大人になると建前が出てくる。
家族が支えられる一人前になりたい思う。そして、継続をこよなく愛し、自ら動ける人間になろう。と思う。
これは一人息子を立派に育てられる大人になろう。と誓う我が奥様との衝突のあとのブログ。
全く意味わからない文章だが、そこらへんが今の気持ちをよく表している。どうかご容赦を。
ちなみに手元のガーミンによると全くストレス感じてないって・・・。
本当だとしたら、何とも楽観的な人ということになる。
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