長めのランを1人でやってみる

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5月12日(土)のこと。風は強いが天気はいい。肌寒さは感じるものの、ランニングにはちょうどいい。これはいい!なんせ晴れている。ここ最近では天気が崩れることが多く、久しぶりの晴天。そして、時間もあるので、走ろう。と息子が土曜日の日本語学校に行っている間に自主練を慣行することにして、自宅からランニングウェアを下に着込んで出発。ただ、走るまでがまぁ長い。チロチロとコーヒー飲んだり、携帯電話見たり。もう少しスッとスタートすればいいものを、ダラダラとしていた。このままではいけないな。やらずに終わる可能性すらある・・・。何とか椅子に貼りついた体を引き離し、スタート。

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往路は追い風スタート。今日は調子がイイ。『 どこまでも走っていけるゼ! 』という気さえしていた。まぁ、それも追い風パワーなのだが。それには気づいていたものの、あまりに調子がいいので、グングン行ってしまう。『 こんなことならモジモジせずに早くスタートすりゃよかったぜぇ! 』と思いながらも『 そろそろ折り返さんとかな? 』なんせ13時にはアポがある。これには遅れられない。でも何かこの日は『 調子がイイ 』のだ。あと500m、あとさらに500mと距離を伸ばし、時計を見て『 こりゃいかん。そろそろ戻ろう。』と11キロを過ぎたところで折り返す。その瞬間、本当にビックリ!!
『 風強すぎ! 』うすうすというかけっこうはっきりと気づいていたものの、何やらやたら足が進み調子に乗っていた為、これはヤバい。と一気に心境が変化。前半戦と同じペースでいかなければアポに間に合わない。しかも復路は強風。砂浜の砂が足にビチビチとあたる。『 おれはなんてアホなのだ・・・。』

ここまで来てしまったのも自分の責任。何とかしてゴールまでたどり着かねば。ただ、風が強い。ビーチ沿いをミニスカートで歩くおばさんのパンツを1度見た。こまった風だ・・・。『 ピッチを狭めて回転を早く、そして腕を振る。』なんて考えながらやっても全然ペース上がらず・・・。往路はあんなに調子がよかったのに・・・。こんなにダメダメになるとは・・・。ホントにランニングとは奥が深い。そしておれも学ばない男である。

ただ、アポには遅れられない。何とかして行かねば。この気持ちだけが足を動かしていた。途中持ち歩いていたペットボトルの水も切らし、息も絶え絶えに何とか22キロを完走。汗を流す時間もない為、体をタオルで拭いて、すぐに目的地へ車を走らせる。何とかというか2分遅れだったが、無事に到着。

目的の土曜日の学校の不審者が来たときの避難訓練で無事不審者役を終えたのだった。

 

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