昨日、海を泳いだ。その時の海の様子。
ちなみに私は、住まいの拠点はオーストラリアのメルボルンというところになる。
南半球に位置し、日本とは季節が逆である為、現在は夏。夏といっても日本で台風並みの春一番が訪れ、三寒四温と言われているこの時期。メルボルンも同様に三寒四温であり、秋の足音もしっかりと聞こえてきている。今日は日中は32度まで気温があがり、水温は21度という状況。若干冷たく感じるが、泳ぎ出してしまえば気持ちがいいくらいの水温だ。
実は超久しぶりの10キロランが影響、どうも足が筋肉痛になっている。筋力が落ちている上に、体重が増えているから負荷がかかったのだろうか。ここで無理するよりも泳ぐことにしよう。と思ったのがこのスイムのきっかけ。でもプールに行くと、お金がかかるから、海に。そんな安易な考えである。
以前、水泳の達人に教わった時の話。私の海での泳ぎ方のダメなところを挙げてくれた。
1.ブイ等の目標物を確認しようとするあまり、顔が前方を向きすぎている。
2.腕をかくときに力が入り過ぎている。
3.水面に入った手を伸ばしている状態で、この手が水面と平行すぎる。
4.腰から下が下がっている。
5.腕が滑っている。
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1.ブイ等の目標物を確認しようとするあまり、顔が前方を向きすぎている。
プールで泳ぐときは真下を向いて泳ぎ、首を横に向けて息継ぎする。という作業をする。水面にガイドラインのない海で泳ぐ場合はこれに加えて行きたい方向に向かってちゃんと進んでいるのか。ということを確認する為、顔を前に持ち上げてブイなどの目標物を確認する。これにとらわれ過ぎていて水中でもあごが上がっている。というのである。その結果首の疲れにつながり、うまく息継ぎが出来ない。酸素不足であせる。手の動きが早くなるなど、負の連鎖に入っていくのだという。水面に顔をつけているときは極端な言い方をすれば足元を見るくらいで丁度よし。とのこと。
2.腕をかくときに力が入り過ぎている。
人によってその感覚は違うのかもしれないが、私は海で、特に深い場所にいくとちゃんと前に進んでいるのかよくわからない感覚になる。その為に余計に体に力が入っているのだと思う。手や足が水をつかんで抵抗を受けているかを確認することが大事。余計な力をいれずにもう少し軽い感じで。しっかりと水を捉えていれば、ぱこーん、ぱこーんと腕を回せばしっかりと進むし、無駄に力がかからない分楽に遠泳出来るとのこと。スカーリングで水をつかんでいる感覚を養うといいよ。と教えてくれた。ぱこーんの意味がわかるのはもう少し先の話だろうか。
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3.水面に入った手を伸ばしている状態で、この手が水面と平行すぎる。
水をより多く捉える為に腕を伸ばし、極力水面に近い状態まで伸ばすのがいいと思っていたがそうではないらしい。腕が水面に近ければ体は構造上、下半身が下がる。その為、
4.腰から下が下がっている。
に繋がっていた。腕は一生懸命伸ばすけども体をよじって伸ばす。こうすることで水の抵抗も減り前に楽に進めるのだとか。
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5.腕が滑っている。
水中での腕を回す際、うまく水を捉えていない。ひじは水中でも水上でも高く保つ。これには全く気付けていなかった。水中では水をかく度に腕がだるくなってくるので、無意識に水の中で楽をしていたらしい。確かにこれを意識するだけで水を捉えている感じが全然違う。
教える人によってもやり方と特徴の伝え方のちょっとした誤差もあるだろうし、私が間違えて解釈しているかもしれない。でも実際に水を捉えている感覚と前よりも早く前に進めているであろう感覚はつかめてきている。人によって泳ぎが得意な人、そうでない人、さらには同論異論もあると思うが、もし同じような悩みがある人で、上記から気付きがあったら。と思う。文面のみで伝わるかは全くもって疑問だが。
ちなみに水泳は達人になればなるほど、水中での要領を得て効率よく前に進むことが出来るので、ちょっとやそっとのスイムではカロリーをさほど消費しないらしい。その点私は、体中に力をいれ、腕を何度も回し、首を力強く前に横に上げ下げし、たっぷりとカロリー消費した、と言える。
スイムは苦手分野という意識があるし、実際苦手。スイムこそ練習ムラがあるからな。しっかりとやろう。と今日のところは誓っている。
ちなみに私が使っている Garmin Vivoactive はオープンウォーターでは計測は不可能。恐らく時間からして1,300-1,500メートルほどの距離を泳いだと思う。
さ、今日も何とか有酸素運動をやった。まずは体重を落とさねば。
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