世界最大の砂漠を自転車で横断するサラリーマン冒険家のサポート⑥

シンプソン砂漠(恐るべき空白)

の続き

2019年9月10日(砂漠旅1日目)

大島さんとの待ち合わせはメルボルン空港。

自宅から空港行のバスが出ているサザンクロス駅までは妻が送ってくれた。早朝ではあったが、我が妻はお願いもしないことを買って出てくれることがある。

こういうところが妻の素敵なところ。早朝に起きてくれてありがとう。食料やキャンプ道具が大量にあり、荷物が重かったので本当に助かった。

で、空港に着いて重量を図ると預け荷物は7kg制限オーバー。手荷物は5kg制限オーバーという状態。預け荷物23kgまで、手荷物7kgまでという制限付きのエコノミークラスでは完全にオーバーである。とりあえず身軽になりたくてチェックインカウンターでお伝えするも、地上係員からは当然超過料金である。と目と眉毛で伝えられた。

大島さんの到着を待って一緒に合算でチェックインさせてもらう。大島さんは企業出張が多い人でマイレージのステータスが高い。その為、許容量も倍ある。大島さんの到着を待って、荷物を分散させて頂く。

どちらもギリギリであったものの、何とか超過料金なし。手荷物検査へ。ここで、オフロード走行の際にどうしても必要になる、シガーソケットにつなげて利用するエアインフレーションがひっかかる。「こいつは一体何なんだ?」と質問攻めだ。

 

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でも、ま、そりゃそうか。こんなもの一体何に使うんだ。となってもおかしくない・・・。説明を繰り返し、『壊れては困る。絶対に預け荷物にはできない。』と強引に説得し、何とか手荷物で持ち込む。んー・・・先が思いやられる・・・。

アリススプリングスへ向かう飛行機では、上空からのフライトでは窓側に座るとシンプソン砂漠を見下ろすことが出来る。砂丘の筋が見えるだろうか。これからここを1つ1つ超えていくことになる。

砂丘の筋

砂丘の筋2

 

飛行機で3時間。メルボルンという都会を離れてオーストラリアの中心へ。
MEL - ASP

アリススプリングスは人口25,000人程度の小さな街。砂漠エリアの真ん中にあり、先住民族のアボリジニも多く住むところ。ここからエアーズロックまでは車で4時間程度。(ちなみにエアーズロック空港というのもある。)このオーストラリアの中心地においては一番の規模の街となり、一通りのものが揃う場所。

アリススプリングス空港到着後はまずはレンタカーの確認。砂漠を走ることを事前に伝えており、保険も加入しているのに、砂漠は別にお金がかかるという。『事前に伝えてたぜェ』とごねるも、もちろん通用することはない。

なんてこったい・・・。そりゃないぜ・・・。途方もない世界最大の砂漠地帯、車が無事に走れるかもわからない。そんなところにこれから行こう。というのに、【否】など選択できるわけもなく、止む無く追加支払い。

色々と時間を食ったものの、追加支払いに応じたことで、アップグレードサービスをしてくれる。そういうサービスなんか?まぁ、ありがたくアップグレードされた三菱パジェロをレンタル。でもなんか腑に落ちないな・・・。

その間にも輪行していたファットバイクをくみ上げた大島さん。

大量の荷物とファットバイクを車に積んでアリススプリングス市内へ。15分でホテル着。

このホテルは大島さんが第1期のシンプソン砂漠への自転車旅の際にも利用した宿で、ファットバイクを持ってくるような特徴的な人であった為、ホテルスタッフも覚えていたらしい。何やら挨拶を交わしている。聞こえてきた会話で「おまえ髪の毛切ったな・・・。」「そうなんだよ。」

タモさんか・・・・。

てか、髪の毛切った、切らない。って家族でも気づかない人いるけどね。

この日は買い出しの日。
オーストラリアの大手スーパーがアリススプリングにも店を出している。ColesとWoolworhという2大スーパーがある。アリススプリングスのスーパーはWoolworthのほうが品揃えが豊富。

Woolworth ASP

土地があるからなのか、何ならメルボルンのそれよりも規模が大きい。ここで水80リットルと大量の食糧を仕入れ、その足でガソリンタンク購入、軽油100リットル分も購入。シンプソン砂漠では当然ガソリンスタンドなどない為、こちらは砂漠地帯での車への補給用となる。

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車 トランク

身支度を整えた後は、KFCで晩御飯。今後タンパク質はかなり制限される。砂漠前の晩餐といったところか。

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大島さん、チキン食い過ぎでは?

 

ホテルに戻ってワインで乾杯。明朝に備えて早目に床についたのだった。

へ続く

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コメント

  1. […] ⑥の続き […]

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