BMI25+(軽度肥満)の人が2カ月で389㎞走ってわかったこと

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肥満の人が2カ月で400km近くを走るとどうなるのか。身をもって体験したことをお伝えしたいと思う。

私は3月3日の時点で身長165㎝で体重が73㎏だった。これはBMI値でいうと26.8となり軽度の肥満を示す肥満1度となる。その後6月4日、本日時点で68.9㎏と4㎏体重を落としBMIでは25.3となった。

※BMIとはBody Mass Indexの略で身長と体重から算出するものなので、骨密度や体内の水分量、筋肉量によって、その人の外見は全然見え方が違う。

BMI25程度であればぽっちゃり肥満に見えることもあれば、筋骨隆々に見える人もいる。あくまで指標である。と思っている。

とはいえ、フィジークやボディビルをやっているというのであればまだしも、おおよその一般人にはこのBMI値というのは大いに参考になる数値の一つ。

そして、自分自身はというといたって普通の一般人、冒頭の通り肥満である。過去にマラソンやハーフトライアスロンをやっているが、ここ最近はレースからも遠ざかっている状況だ。

そんな軽度の肥満の中年がコロナウィルスで時間ができたことをきっかけにダイエットを始めて、その走り込みでわかったことを個人的主観でお伝えしたいと思う。

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走り込みで得たこと

1.体調を崩すことがなくなった

外に出て走り込みをすることで、心肺が活発になり、血液が毛細血管に乗って運ばれたものと思われる。また水を多く摂取するようになり、体内循環が改善、風邪をひく気配ゼロである。もともと体は強いほうではあると思うが、胃腸も含めすこぶる健康体になった。

 

2.快便

走ることで胃腸も動くのか、よくオナラをしながら走っている。よく食べて何もしないでいるより、よく食べてよく運動をしているほうが便通がいい。日によってもその度合いは異なるが、1日のどこかで便意が襲ってくる。

 

3.食事に気を使うようになる

食べ物によって、腹持ちが全く違う。『走る』をプランに入れている場合、体に良い物を摂取していないと途中でガス欠になってしまう。ここ最近では朝から、ご飯、味噌汁、納豆、カボチャ、ブロッコリー、ほうれん草の煮びたしなど腹持ちのいいものを選ぶようになった。食パンにジャム、コーンフレークなどは今は全く食べたいとも思わない。

 

4.時間をコントロールするようになる

季節問わずランニングの際の雨は避けたいもの。1日雨であれば諦めもつくが、走らないと気持ち悪いような日もでてくる。その為天気予報をよく見るようになり、今日は朝のうちに。など、時間をコントロールするようなことが多くなった。仕事も同様。会議が何時からだから。など時間を作ることを考えるようになる。

 

5.食事が美味しい

3食とも、本当に美味しい。体を動かしている分、よく食べる。体が欲している栄養素が胃から染みわたっていくようでもある。ダイエット中なのである程度食事コントロールしているのだが、体を動かしているので、1週間に1日程度ご褒美デイを設けている。ここで食べる揚げ物やスイーツが最高である。もちろんお酒も。

 

 

Best Ideas for Life

 

走り込みで失うもの

1.時間

長い距離のランニングになればその分、時間をコミットしなければならない。コロナウィルスで比較的時間があるうちはいいが、その後の時間配分をどうするか。1日のうち2時間も3時間も走るなどなかなかできることではない。1日24時間しかない中である程度は時間ロスが出る。

 

2.怪我による私生活への影響

これはこの2カ月での話ではないが、以前足底の腱を痛めたことがある。歩くことも困難になり、ここまでいくと私生活に影響がでる。この時は立ち上がって足に体重をかけるとことが恐怖ですらあった。

 

3.靴底

ランニングシューズの靴底が減りまくる。ランニングシューズは決して安いものではなく、また、モノによってはそのシューズの寿命もそう長くはない。高いものほど寿命が短い傾向にあり、何とも悲しい限りである。財布にも響いてくるもので、これは何とかならんものか。と常々思っている。

 

 

How Fast Can an Ostrich Run_ 70 km_h!

走り込みで気がついたこと

1.無理は禁物

太っている人は特い本当に気を付けたほうがいい。その度合いによっては、最初は歩くことから始めてもいいくらいだと感じる。人間、年齢がいくつになろうとも頭の中の身体能力を若く保っていると勘違いするフシがある。昔、スポーツをやっていた人など特に注意。関節や筋、腱を痛めると回復までに相当時間がかかる。

 

2.楽なランニングだけではタイムは伸びない

走っていて、自分の能力にちょうどいいタイムで快適に走っていてもタイムの伸びはすぐ頭打ちとなる。気持ちよく走ることを継続することを良しとするのであれば話は別だが、目標タイムがあるのであればどこかで心肺やランニングの為の筋肉を追い込まないと月に何㎞走ろうとも結果は変わらない可能性が高い。

 

3.年齢を重ねていてもタイムは伸びる

身体も心肺機能もまだまだ伸びる。サブ3は60歳になっても狙える。という話を聞いたことがあるが、確かにそうかもしれない。若い人と比べるとその努力も生半可なものでは到底無理だろうが、練習の積み重ねがタイムにも出てくる。

4.走っている人は皆平等

日常生活ではいい車に乗っていたり、素敵な豪邸に住んでいたり、明らかな格差を見せつけられる。立ち寄るスーパーもおしゃれなところで、外には高そうな愛犬を待たせていたりする。こんな貴族と一般階級以下おじさんも走る時は格差が消える。いいシューズを履いていたり、シャツの発汗機能が多少違ったりするかもしれないが、プロランナーではないのだ。そこまでの差は出ない。むしろ、こちらのほうがゆとりをもって、颯爽と気持ちよく流したりしている。『勝てる』と思える瞬間でもある。

 

5.流行り病が発生しても国はエクササイズは制限しにくい

今回のようなコロナウィルスでロックダウンが相次ぐような状況になったとしても、国はエクササイズまでは制限しにくいことがわかった。ロックダウンだからといって家に閉じこもり過ぎて、他の病気にかかったらこれはまた別の問題となる。ある程度の運動は健康管理にも必要である。レストランに行くな。とは言われても、(感染対策しなければいけないが)ランニングを含め、運動するな。とは言われない。

 

 

勝手に思うがまま書かせてもらっているが、ランニングは基本プラスになることだらけ。デメリットがないとは言えないが、メリットはそれを完全に凌駕する。自分のペースで出来るのも利点。健康にもつながり、趣味としては決して悪いものでない。景色一つとっても車では気がつかなかったことも発見もできるし。あとは自分自身の継続力。

今の体重で月200km走るといつか怪我しそうな気がするが、色々とペースを変えながら試し続けたいと思う。

 

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