熱気球に乗った経験はおありだろうか。
今回は『世界で唯一の街の上空をフライトする熱気球の体験記』となる。
大きなバルーンにカゴがついており、ガスバーナーで熱せられた空気が浮力をつけ、人を乗せたカゴごと空高く、上空へと上がる。
パイロットがガスバーナーと紐を使って匠の技術でバルーン全体をコントロールする。
そして乗客は上空からの景色をただただ堪能する。
そんな乗り物である。
基本は風任せ。なので風向きを読む力が非常に大切であり、念入りにチェックされた上で出発することになる。
出発地点では綺麗に折りたたまれた熱気球が草原に横倒しされたガスバーナーから風とバーナーで温められた空気を送り込み、バルーンを膨らませていく。
膨らんだバルーンはいずれ、浮力によってカゴごと上体を立て、今にも上へと上がろうとする。
地上サポートスタッフの手を借り、カゴの中へと乗り込む。
乗客全員の準備が整うと、いざ出発となる。
安全の為、地上と繋がっていた安全ロープをほどき上空へ。
上空に上がり、一呼吸置くと気が付くことがある。
風と一緒に動いているバルーンは一切の風切り音がしないということ。
なんせ風速と同じ速度で動いているのだ。風が体にあたるという感覚もなければ、風の音すら感じないのだ。
バーナーから出る炎はカゴ全体の温度を少し上げてくれる。
その為、上空の気温は地上のものよりほんのり暖かく感じる。
上空から見える景色で血が通うのか、それともバーナーなのか、
何度も何度もフライトを重ねたベテランパイロットの落ち着きようを見ていたからか、いつしかこちらも安心感が増している。
静かにゆったりと景色を楽しむ。そんな気持ちを抱いていることに気が付いた時に上空からそ見える景色は500万人を超えるメルボルンの街のビル群、及び遺産とされる建造物である。
こんな景色が広がっているのか・・・。
上空から見るメルボルンの街は地上から見るそれとはまるで違う。
日本では熱気球は客を乗せて遊覧することが出来ない。それは旅客機などというものではないから。
日本でも有名な熱気球のイベントがあるが、そこに乗客はいないはずだ。
なぜなら法律で許されていないから。
オーストラリアでは乗客を乗せての遊覧が許されている。それが法律だから。
日本と、オーストラリアの法の違いも大きいが、ここメルボルンの熱気球は世界的にみてもかなりめずらしい。
街の上空をフライト出来るということ。
イベント的に町の上空をフライト出来るものは稀にあるらしいが、定期的に500万人もの規模の街の上空をフライト出来るのはここだけ。
勿論、天候や風の強さなどによって”フライトキャンセル”となってしまうこともある。
だが、運よく催行されたときの景色は圧巻である。
こんな景色が見れようとは。
もしもメルボルンに来ることがあれば、またチャンスがあれば是非に、トライして頂きたい。
究極の上空からの日の出を拝むことが出来るシロモノだ。
いくつか写真を貼り付けるので見て頂きたい。
貴重な体験である。メルボルンの夏は天候が安定しやすい。
夏にメルボルンに来られる人には是非ともおすすめしたい!↓↓
iPhoneで撮影したものですが、伝わりますでしょうか。
見た目の美しさは写真の比ではありません。天候の良い日にフライトするものなので、基本的に朝日とメルボルンの街の上空からの眺めがセットです。
天候にも左右されるものですが、本当に素敵です。
メルボルンに来られる際には是非に!!
そして、すみませぬが一押しを。
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