今回大島さんに誘われてやってきたのはメルボルンの東側に位置するLilydaleという場所。このLilydaleの一画にいくつもの大自然に囲まれたトレイルがある。今回はその中でも大島さんお勧めのWarburton trailをバイクで走ることに決める。そのスタート地点がこちらのWoori Yallockというところ。
昔駅であった面影は残っているものの、だいぶ自然に浸食されてきている感がある。
メルボルン近郊は金が採れた場所でもあり、そのゴールドラッシュは1850年にも遡る。この時期にはヨーロッパや中国から数多くの人たちが押し寄せ、街を形成していった。
金はその後1900年まで掘られ続け、今の基盤となるメルボルンの街を作っていったのだが、その金が採られつくしたあと、1901年に造られたのがこの廃線である。その後1965年まで活躍するが近郊には舗装された道路が出来、徐々に需要がなくなっていき、廃線に追い込まれたのである。
50年以上の時を経て、芝生に覆われ、今となっては何となく駅とわかる形をしているものの、また数年後、数十年後には違った形になっていると思うと何とも不思議な気持ちになる。
さて、この駅を見て、本日のお誘い人の大島さんは大興奮を決め込んでいる。何せ『廃線歩鉄』ファンなのだ。無理もない。抑えきれない興奮を隠そうともせず、準備を進めていく。
天候は最高のコンディションである。今回は未舗装路であることからバイクは大島さんの通勤用のマウンテンバイクを借りる。大島さんはというと次回の冒険用にコンディションをチェックする必要がある、ファットバイクを登場させている。
ファットバイクはさすがの迫力。このファットバイクで難局大陸も走っているというのだ。
後ろ姿だがこんな感じ。
そしてここはメルボルンの街中から車で1時間ほどのところでありながら、何とものどかな風景が広がっているところ。心が洗われるようである。
ここも元は駅があった場所。↑
だいぶ秋らしい気候になってきた3月上旬の自転車の旅。今回の走行距離は32.8キロ、久しぶりのバイク旅としてはちょうどいい距離となった。
メルボルンはまだまだ知らない楽しいトレイルやバイクコースが山ほどあるのだろうね。もう少し探求してみようかね。
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