いきなりの展開だが、おれには年上の奥さんがいる。姉さん女房である。その名は晴美。
自他ともに認めるブリッ子である。
だから怒った時のギャップがすごい。
おれはこの姉さん女房である晴美に手の平で踊らされているというのでは余りあるくらいの立場だ。
バスケットマンが人差し指の上でボールをくるくる回すあれをご存知だろうか。
あの、ボールくらいの立場である。
常に指の先でグルグルに回されている。
その相棒にして妻の晴美は、なぜお金を払ってそのような苦しいことをするのか ワカラナイ。と言う。
その為、マラソン、トライアスロンなどは、どこを走っているか、わからない人を待つ?
『 ん? 応援? 行かなーい。(-。-)y-゜゜゜』
となる。応援すら興味がないといった状況だ。
おれも無理強いはしない。それぞれモノに対する価値観は違う。おれにはガラクタに見えるものが
晴美にはものすごく大切なものだったりする。それは全て価値観の問題。
そして、今回はそんな愛妻と一緒に愛息が出るアイアンキッズに応援に行ったときのお話であり、2カ月弱前のお話となる。
アイアンキッズはかの有名なトライアスロン、アイアンマンのキッズ版である。
その子供の年齢によって距離が変わるのだが、9歳の息子がこのレースに出場した。
2018年2月17日のことである。
スイムも足が着くとはいえ、海で泳ぐ。Open Water Swimだ。
この年に設定されたアイアンキッズ9歳の部の距離はスイム75m、バイク750m、ラン700m。
何度かブログにも登場している息子の貫介は完全にインドア人間である。
テレビとWiiUとiPadをこよなく愛し、物心ついた頃から親の携帯電話、タブレットのパスワードを盗み見ては
それを持ち出し、部屋にこもってYou Tubeを見ている。
これは今も変わらない。そう簡単に性格が変わるものでもないし、これが我が息子貫介であると思っている。
父であるおれと、母晴美の血を受け継ぎ、我が道を行く自由きままな男になったのである。
そんなマイペースでインドアで、将来の夢は有名You Tuberとなり、ゲーム解説をするという
息子にアイアンキッズのことを話すと何やら前向きな検討姿勢をとるではないか。
そうなると、親父もうれしくなる。クリスマスに買ったバイクも活かせるというもの。
一緒に酒が飲める年齢でもなければ、草野球をこよなく愛す親父に対し、
野球を世界で一番嫌いなスポーツと言い放った息子とのキャッチボールも未だ実現していない。
ただ、一緒にトライアスロンが出来るとなると、これはこれで心躍る話である。
是非やろうではないか。という親父の強いプッシュを受け、申し込みにこぎつけた。
2018年2月17日がそのアイアンキッズの日、2月18日は70.3があり、どうせおれもバイク預託がある。
やろうではないか。息子!応援するぞ!とインドア息子のアイアンキッズ初参加にこぎつけたのである。
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