2018年10月 メルボルンマラソン体験記 - 3

エクササイズ

メルボルンマラソンはスタートしてほどなくするとアルバートパークという公園に入る。ここは周囲5キロほどの湖を囲んだ公園で、ブラックスワンや水辺の鳥たちも多くいる場所。そして市民ランナーも多くいるところだ。過去記事
このアルバートパークの入り口には強い味方がいる。その名もミスターサブスリーの嫁と息子×2。ミスターサブスリー一家はとても協力的。応援+特別ドリンク提供があるのだ。おれもそれに甘えてドリンクをリクエスト。レッドブル4本をポイント、ポイントで渡してほしいと依頼。『ミスターサブスリーは走りながら、炭酸なんか飲めるんか?』というが、おれにはこのカフェインと糖分が有難い。普段はそんなに栄養ドリンクを飲んだりはしないのだが、体を動かしているときは別。俺にとっては元気の源。そんなドリンク手渡しをやってくれるのだ。
公園入口に差し掛かるとお話通りしっかりと待っている。ありがたや。レッドブルを手にとり、補給を始める。
そんな頃、隣で走っているあごひげ藤原が言う。

あご藤 『調子どう?』
おれ  『悪くない。』
あご藤 『実はおれ、足の付け根がなんか・・・』

どうも本日のあごひげ藤原は足の調子が悪いらしい。
まだ5キロほどのところだが、確かに何となくその日のコンディションがわかる頃合いでもあるのかも。

おれ  『塩飴あるよ。いる?』
あご藤 『大丈夫。』

そんな会話をしながら進んでいく。アルバートパークを抜けて、海沿いの道にでると10キロ以上の一本道を海沿いで走ることになる。最初はあぁ、今日も綺麗だな。という爽快感で走っているのだが、何やら毎回、『この道いつ終わるんだ?』という感覚が押し寄せてくる。海風が強かったりするとその気持ちはより強くなる。

その時の表情がこれである。(4848)
20x30-MMBK1425.jpeg

何とも弱々しい表情。キャプテンけいこがビブナンバー見て一言、『よわよわぐっさん?』と言った一言が現実になりつつあるではないか。

このあたりになると周りの人も似たようなペースで走っている。ただ、苦悶の表情の人もいれば、まだ体力を抑えているな。と言う人もいる。この時にはペースの早いペーサーとも離れていたので、似たようなペースの人を探していた。この人。という人にくっついていくと、徐々にあごひげ藤原が後ろに下がっていく。どうやら本当に調子が悪いらしい。

『あー海沿いの道長くないか?』
『毎年毎年長すぎるんだよなぁ。』

と思っていると昨年明らかなペース配分ミスで足を攣ったところを通り過ぎる。よし、『去年よりは成長している。』と感じる。ただ、毎年恒例の『攣る』であろう兆候は少しずつ出てきていたのである。騙し騙し走っていた状況だった。

20x30-MMCS1892.jpeg

海沿いの道が終わり、レッドブルを右手に握りしめ、30キロに差し掛かる手前、この写真の直後、攣りそうだった足がいきなり、稲妻が走るような、あの、恒例のどうしようもない、悶絶する痛みが襲った

コメント