前日に見た予報では、日曜日は1日中雨。でも早朝に限って言えば天候は悪くない。との事。天気予報を見て、家でジタバタとやる予定だったのですが、早朝ランニングへと切り替え、数年ぶり(?)の早朝ランへ行くことに。
短距離追い込みの翌日に、ロングランの練習というのは、肥満体にはいささか心の重たさがあるものの、最近長い距離を走っていないことからも、早起きランニングという、何ともスポーツマンらしいことを行うことに、若干フワフワしておりました。
早朝4時に一度まぶたを持ち上げるも、なぜか時間を確認してすぐに二度寝。5時起床。おモチ2個、豚骨野菜スープという朝の暗いうちからヘビーなもの食べ、自宅ドアを開けると。
近所の猫が自分の家に入れなかったらしく、ドアを開けると同時に我が家へ飛び込んでくるではありませんか。気合十分で飛び出したので、これに、「ヴワぁ」という声を上げてビックリ。2秒後に猫であることに気づく。
そうか、そうか。寒かったろうに。外の気温は5度を下回っているようなこんな時期に。全く飼い主は何をしているのだ(怒)
20%程度は『ここも我が家でしょ?』と思っているらしい冷え切った猫を招き入れ、じゃれあいます。そんなことをしている間にも胃の中のモチの消化も頃合いに。いざ出発します。
冬のメルボルンは夜明けが遅く、今時期の日の出は7時半を過ぎてからなので、しばらくはただただ夜道をひた走り、海沿いの道を目指します。
海に出て、西へと駆け出していきます。暗いうちは海を見ても当然ながら景色ほぼゼロ。
早朝の冷え込みで体からは汗も出てこないのですが、朝も早よからランニングをする活動力溢れるオージー達とは『私も毎週やってます。あ、おたくも?』というような寒さを気にせず、ルーティンをこなす人の顔を演じつつ、何人かとのすれ違いを繰り返します。12㎞走ったところで折り返し。
するとどうだ。どうやら往路は若干の追い風に押されていたようで、折り返しと同時に逆風に押し返される状態であることに気が付きます。んー。しんどい。
ここまで来てしまったので、しょうがない。という思いを抱きながら、黙々と来た道を戻り始めます。
その頃には徐々に夜が明け始め、周りの景色が見えるようになってきてようやく、この道を選んでよかったと感じるように。
途中雲の隙間から見える朝日を拝みつつ、走った総距離23km。25㎞オーバーを目指していたものの、自分自身に何とも甘くあえなく終了。(信号で止まったら動き出せなくなってしまいました・・・。)見ての通り、途中で果ててしまい、公共交通機関の力を借りて帰る始末・・・。
ダイエットにもランニングにも無理はしなくとも、多少なりとも精神力の強さが求められるもの。もう少し最後の力を出し切れるようになりたい。と感じる、何とも苦い週末ランでございました。
<余談>
夜明け時に撮影したのはブライトンビーチという場所にある、バス(Bathing)ボックス。カラフルな小屋がビーチに82個並んでいます。軽自動車1台分程度の敷地面積で、電気もなければ、中で寝ることも許されていません。
メルボルンのアイコンとなっているカラフルなビーチの小屋なのですが、驚きなのがそのお値段。最近オークションで競り落とされた小屋1戸のお値段が54万ドル(4千万円以上)という高値がっ。
1990年代には1万2000ドル程度(約100万円)であったというから、元々持っていた人にとってはすごい資産に。オーストラリアの経済成長がここ数十年で伸長してきたことがよくわかる・・・。
特技はギブアップですか? と叱咤してください。
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