Run for the Kids 15キロ 後半戦

Bolte Bridge の下り坂では歩幅は広くなってもいいからお腹にいくらか力をいれて前傾姿勢。
足でブレーキをかけないように回転、効率よく回す。というのを常に頭の中で念じまくっていた。
膝の負担をかえりみない下り坂と体重を利用した走り方のお陰なのか、ペースは上がっていた。
そしてこのBolte Bridgeを下りきったところあたりで見つけたのが身長180㎝ほどの長身の白人男性。
この細身の体脂肪一桁台であろう体型。
くっきりと浮き出たアキレス腱に、ふくらはぎにほとばしる稲妻のごとき血管、
さらにspecializedのソックス、この人はバイクもやっているな。
という勝手な予測をたて、この細身マッチョをペーサーにして、先に進む。
このあたりになると似たようなペースの人も多く走りやすくなってきていた。と思っていた。
だがっ!である。
最終ゴールに向けて街中に入っていくのだが、街中の歩行者の道も確保している為、
どんどん走るスペースが狭くなっていく。
終盤にさしかかり、似たようなペースの人が増えてきたとはいえ、この道の狭さはしんどい。
さらに、やたら直角かそれ以上に曲がるルートが多くなってきた。
おれはこれが嫌いだ。ヒザや足首が痛くなることがある。
そして、そんな狭い道でおじさんの汗ばんだ腕が触れる。しょうがない。道が狭いのだ。
ただ、キモイ。それだけのこと。
お互いゴメン。と言うがおじさんも オレモキモイョ と目で伝えてきた。
予定よりも早いペースで街中に戻ってきて、ゴールまであと3キロというところ。
キャップけいこさんを目視。おぉーこんなところに。
もう少し前を行っていたと思っていた。
最後の最後までべったり後ろについて最後抜き去る作戦もよぎったが、
ここでペースを変えると足が止まったり、痛めたり何かよからぬことが起こる気がして、
そのまま行く。
『 温存してる? 』
と声をかけこのままいかせてもらう。キャップが上り坂で苦しそうな顔をしていたが、
『 おれ、今日行けそうだわ。』
『 行って。行けそうなら追いかける 』
のやり取りをしてそのまま横を抜ける。絶対に後ろから追いかけてきている。
と思っていたがどうやらそのまま抜いていたらしい。
このころには自分自身の体力も心配になっており、
残り3キロをこのまま駆け抜けることで精一杯。そのまま行かせてもらった。
そこからさらにメルボルンの中心地へと入っていくのだが
このメルボルンという町は坂が多い。
終盤にまたなかなかしんどい上り坂がまだ続く。
ここまでくると腰を落とさずに走る事と、
シューズの反発を最大限利用出来る走りをすることをひたすら心がける。
立ち止まりそうだったが、ここで止まると一時停止で済まない気がした。
目の前の無駄な肉のついていない、恐らくバイク乗りでもある、
勝手にペーサーに任命した人を一生懸命追いかける。
すると突然、ペーサーがペースを上げる。いきなりダッシュである。一体何が???
ビックリした。ゴールが見えた。そこにあった。
カーブを曲がった20m先にFinishの文字が書かれたゲートが。
そうか。どうりで周りの応援も多いし、ざわざわしてる。
トンネルの中に入ったから、Garminの距離が少しずれていたのか。
あぁ。開放される。何とか力を振り絞り、ペーサーに食らいつく。
足が上がらない、息が苦しい、心拍186、無理やり腕をふる。
ヒーヒー言いながらぽっちゃりランナーゴール・・・。

実走時間 1時間9分47秒、
キロ4:47ペース でのゴールであった。

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