世界最大の砂漠を自転車で横断するサラリーマン冒険家のサポート③

シンプソン砂漠(恐るべき空白)

の続き

2018年12月1日、大島さんへシンプソン砂漠アシストとしての同行の連絡をすると同時に物事が一気に進み始める。

シンプソン砂漠は冬の時期じゃないと行くことが出来ない。夏はそもそも暑すぎて砂漠へ入ること自体が禁じられていることを事前に聞いていた。その為、おおよその出発日はオーストラリアの冬であろう7~9月頃になるだろうと想像していた。

確かにオーストラリアは大陸が大きい為、場所によりそれぞれ気候帯が異なる。北に行けば赤道に近くなり、ダーウィンなどに代表される冬でも熱さを感じる熱帯雨林気候。冬場でもコート不要、温暖で過ごしやすいブリスベン、ゴールドコーストなどの都市に代表される亜熱帯気候。冬場はそれなりに寒くなり、山間ではスキー場もある大陸の南に位置するメルボルンやタスマニア島は温帯気候となる。

Climate Zone Australia

北海道と沖縄で気候が大きく異なるように、オーストラリアも気候帯は場所により異なる。

今回訪問する恐るべき空白こと、シンプソン砂漠は砂漠気候となる。オーストラリア中心からやや東よりに位置し、真夏は40度を超えるところ。自転車で横断しよう。など自殺行為となる。そもそも砂漠に入る許可が下りない。

そんな中、出発日はお互いの仕事の都合などを考えオーストラリアの春先、9月10日と決まった。すぐにも最寄り空港でアリススプリングスの航空券を手配、またレンタカーの手配などと準備を進めていくこととなる。

色々とものごとが決まっていく中で、予定しているプランや概要を送ってくれた。『第2期』となっているのは、大島さんは2回に別けてこのシンプソン砂漠を横断しようとしているから。1期目は車でのサポートをつけず、1人で行ける範囲で旅客バスを使って自転車と共に移動。数日分の食糧を運びながら、下見兼、砂漠の途中までは1人で横断しようというプランであったため。

2期目は車を使って第1期で自転車旅をこなした最終到達点から再スタート。合算で横断しようというプランであったから。サラリーマンである以上、限られた有給休暇の中で1度で行けるレベルはない。という判断だ。

『サポートさせてくれ。』と返事をしてからの大島さんの動きは何とも早い。『これ、もう用意していたでしょ。』という光の速度でサマリーが送られてきた。大島さんから頂いたものがこちら。

シンプソン砂漠自転車横断 (第2期)

■ターゲット 世界最難関の一角、シンプソン砂漠を自転車で横断する

■魅力的なポイント

地理的な魅力:世界最大の砂漠砂丘、世界最大の鑽井盆地、地理的な空白、世界最大規模の無補給区間

困難を極める:1,200もの砂漠丘陵、極度の乾燥、砂漠風、砂漠植物、野生生物の脅威

安全性   :国立公園内であるため最低限の人の通行と連絡手段が確保される

 

■コンセプト:あくまで、サラリーマンである、ということ

→時間的制約:会社の有給休暇の制限から、2期に分けて走行する。

→金銭的制約:家内からもらう、お小遣いの範囲で行う。

→特別の排除:装備はすべて市販品で。スポンサーはつけない。

 

■第2期の目標 シンプソン砂漠自転車横断

<Dalhousie Springs~3州州境> =山口さんと別れる前

・自転車最低3日分のフル装備 (15kgの水、テント、寝袋、銀マ、昼食、非常食)

・山口さんとは毎日50km先、あるいは曲がり角で落ち合う (そこから10kmずつ伸ばしていく)

・仕事をするため、毎日車で電力を補充してもらう、衛星携帯電話毎日充電

・補充は3日に1回 (毎日補充はしない)

<3州州境~Birdsville>    =山口さんと別れた後

・自転車5日分のフル装備 (30kgの水)

・単独・無補給

 

■第2期 プラン (予定:2019年9月10日(火)~9月24日(火) 15日間)

9月10日 朝5時起床5時半、家を出発

・メルボルン(9:25)~アリススプリングス(11:50)

・空港にて、チケット発券、荷物の受け取り

・チェックイン、荷物を預ける(自転車であるので丁寧に扱ってほしい旨説明)

・搭乗 (朝食はラウンジで、山口さんと共に)

・Alice Springs到着後、荷物受け取り、輪行解除(飛行機輪行で自転車に異常がないか要確認)

・Alice Springs空港にて、レンタカーを確保

・Alice Springsのウールワースで以下を買い出しにて、以下を買い出し

①大島用     スニッカーズ×20本、キットカット22袋、栄養バー44本(8箱)、ナッツ1.1kg(4袋)、

緑茶9袋、ジュース10L、水54L

②山口さん用  スニッカーズ×14本、栄養バー36本(6箱)、ナッツ800kg(2袋)、

緑茶9袋、ジュース10L、水35L

③ガソリン : ガソリン満タン+20Lガソリンタンク+MSR缶×2本

→Kulgera到着後、すぐにガソリン満タンにしておく (KulgeraからMt.Dareまで)

→Mt.Dareにて更にガソリン満タンにする。(残りBirdsvilleまで640km無補給)

<2日目 以降 以下を参照>

Itinerary

<食事計画> =山口さん、大島は基本同じメニュー。山口さんは車に積める分もうちょっと豪華でもいいかも

Itinerary2

 

あくまでサポートとしての私の役割は2点。

・食料の運搬
・写真撮影

食料をこれだけの日数分、砂漠の中、自転車で運搬することは不可能。その為、運搬できるレベルの食料や水は自転車に載せるものの、持てない分は車で運搬するというもの。

また大島さんは今までの数々の冒険はそのほとんどが孤高の旅であった為、冒険中の写真が少ない。ということ。それを撮ってほしい。

これだけ。あとは邪魔してくれるなよ。というものだ。

もちろん場合によっては危険が伴う為、お互い連絡を取り合いながら進んでいくことにはなるのだが、命の危険にさらされない限り、大島さんが車に乗り込んでくるようなことはない。

この時点ではまだまだ想像がつかない世界。そもそもネットで調べてもこのシンプソン砂漠の詳しい情報はほぼ出てこない。砂漠の規模も、危険度も全く理解できておらず、へー。というレベル。

なんせ地図見てもようわからん。

map

茶色 - 今回横断するシンプソン砂漠
緑色 - エアーズロック
赤色 - アリススプリングス

地図

茶色 - シンプソン砂漠
緑色 - メルボルン

・・・・ はて、どうしたもんだ。

へ続く。
にほんブログ村 その他スポーツブログ トライアスロンへ
にほんブログ村

にほんブログ村 ダイエットブログへ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村

コメント

  1. […] ③の続き 砂漠地帯に向かうのに必要なものをこちらで色々と揃えていく必要がある。砂漠旅中の食事は全て大島さんがインスタント麺や宇宙食など、お湯のみで作れるようなものを用意してくれるという。 […]

  2. […] ③へ続く。 […]